京都大学数理解析研究所RIMS研究集会として,標記の研究集会を開催いたしますのでご案内申し上げます.皆様のご参加をお待ち申し上げます.
概要
今年度の研究集会は
「10年後に影響を与えるかもしれない講演」をテーマにしたいと考えております.これは,通常の優れた研究に加えて,例えば,
- アイディアは良いが技術発展が追いついておらず現時点では研究として完成していない内容,
- 過去にそうしたことで埋もれてしまい,今は広く知られていない内容,
- 研究の方向性は正しいと確信するがその実現方法,実装の具体化が未だうまくいかない研究,
- 産業界における数値計算上の重要問題
日程・会場など
研究代表者:降旗大介(大阪大学・サイバーメディアセンター)
日時: 2013年10月15日(火) 〜 2013年10月17日(木)
場所: 京都大学 益川ホール
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm (13番の建物.数理研の北側方向 3つ目にある建物です)
懇親会の参加は当日でも可能ですが,人数をある程度事前に把握しておきたいと思いますので,参加される可能性の高い方は神戸大学の谷口 yaguchi@pearl.kobe-u.ac.jp までご連絡を頂けますと嬉しいです.懇親会費は5000円(学生は3000円)を予定しております.
プログラム
PDF版はこちら- 10月15日(火)
- 12:50〜13:00
- 開会挨拶および事務的案内
- 13:00〜13:40
- 応用数理と計算科学における理論と応用の融合に向けての提言
- 石川英明
- 13:50〜14:30
- 大規模非線形固有値問題の並列解法
- 池上努 (産業技術総合研究所)
- 14:30〜15:10
- Simultaneous Band Reduction of Two Symmetric Matrices and its Applications
- Lei Du (筑波大学)
- 15:20〜16:00
- エクサスケール時代に向けた線形計算アルゴリズムの動向
- 山本有作(電気通信大学)
- 16:00〜16:40
- スペクトル分割統治法による固有値分解
- 中務佑治(東京大学)
- 10月16日(水)
- 9:00〜9:40
- A modified algorithm for accurate inverse Cholesky factorization
- 柳澤優香(早稲田大学)
- 9:40〜10:20
- 大規模固有値問題に対する Jacobi-Davidson 法について
- 宮田考史(名古屋大学)
- 10:30〜11:10
- 非線形方程式と常微分方程式の数値的解法理論の統合化
- 鈴木千里(静岡理工科大学)
- 11:10〜11:50
- 偏微分方程式の陽解法プログラムの自動生成と自動チューニング
- 村主崇行 (京都大学)
- 13:00〜13:40
- マルチボディダイナミクスの研究動向
- 今西悦二郎(神戸製鋼所)
- 13:50〜14:30
- 計算ホモロジーを用いたガラスの特徴付け
- 松江要 (統計数理研究所)
- 14:30〜15:10
- 開曲線上のデータを用いた有理関数の極推定 ー 直交多項式アプローチ
- 伊藤伸志(東京大学),相島健助(東京大学),奈良高明(東京大学),杉原正顯(青山学院大学)
- 15:20〜16:00
- Fokker-Planck 方程式に対するモーメント調整による陽的差分法
- 田中健一郎(公立はこだて未来大学)
- 16:00〜16:40
- 円外領域におけるHelmholtz問題に対する最適化Schwarz法
- 小山大介(電気通信大学)
- 10月17日(木)
- 9:00〜9:40
- 非線形波動系に対するシンプレクティック法と運動量保存則
- 佐々成正(日本原子力研究開発機構)
- 9:40〜10:20
- Exponential Runge-Kutta Methods for Stiff Stochastic Differential Equations
- 小守良雄(九州工業大学)
- 10:30〜11:10
- 頭髪のスタイルシミュレーション
- 齊藤郁夫(早稲田大学)
- 11:10〜11:50
- 三次元有限要素法に対する事前誤差評価について
- 小林健太(一橋大学),土屋卓也(愛媛大学)
- 13:00〜13:40
- 射影とその構成的誤差評価 ー有限と無限を繋ぐものー
- 渡部善隆(九州大学)
- 13:50〜14:30
- Linearly Implicit Finite-Difference Schemes for a Nonlinear Wave Equation with Application to Approximation of the Blow-Up Time
- 佐々木多希子(東京大学),齊藤宣一(東京大学)
- 14:30〜15:10
- 圧力安定化特性曲線有限要素スキームの解析とシミュレーション
- 野津裕史(早稲田大学),田端正久(早稲田大学)
- 15:20〜16:00
- 絶対安定な特性曲線有限要素法
- 内海晋弥(早稲田大学),田端正久(早稲田大学)
- 16:00〜16:40
- いくつかのロバン型境界条件問題と有限要素法への応用について
- 柏原崇人(東京大学)