2005年度 計算理工学基礎
第2・3回講義 「ハイパフォーマンスコンピューティングの基礎」
日時: 2004年4月19日(火),4月26日(火) 10:30 - 12:00
講義室: IB電子情報館IB071号講義室
講師: 山本有作
レポート提出者
・レポート提出者は全部で20名でした。提出した人はここを見て,自分の学籍番号が
あることを確認してください。
講義で使った資料
「ハイパフォーマンスコンピューティングの基礎 (4月19日分)」(PowerPoint,182KB)
「ハイパフォーマンスコンピューティングの基礎 (4月26日分)」(PowerPoint,1060KB)
レポート課題
・以下の(1)〜(3)のうち,1題を選んで解答せよ。
・6/30までに工学部3号館北381号室前のレポート入れに提出のこと。
(3号館改修のため部屋が移転する場合は,本ページで連絡します。)
(1) 行列乗算プログラムの最適化と性能評価
行列乗算を行うプログラムを作成し,ループ展開(レジスタブロッキング)やキャッシュ
ブロッキングなどの最適化手法を適用してどの程度の性能向上効果があるかを調べよ。
なお,プログラムもレポートに添付して提出のこと。
(2) Strassenのアルゴリズムの性能評価
Strassenのアルゴリズム(4/19の講義資料の17ページを参照)のプログラムを作成し,
通常の行列乗算と比べてどの程度の性能向上効果があるかを調べよ。なお,プログラ
ムもレポートに添付して提出のこと。
(3) MPIの初歩
分散メモリ型並列計算機上でプログラムを書くにはMPI(Message Passing Interface)と
呼ばれるプロセッサ間通信ライブラリを用いる。MPIを使ったプログラムの作成法に
ついて学び,数値積分によりπを計算するプログラム(4/26の講義資料の10ページ)を
作成せよ。なお,プログラムの並列計算機上での実行までは行わなくてよいが,もし
行いたい場合は計算数理グループの計算機が使用可能である。
(MPIについては下記の参考文献を参照せよ。)
参考文献
・P. パチェコ著(秋葉博訳): MPI並列プログラミング,培風館,2001.
・コンパックコンピュータ(株): MPIプログラミング入門.
(http://ds20e.hpcc.st.keio.ac.jp/mpi-training.pdf 参照)
連絡先
計算理工学専攻 杉原研究室 山本有作
居室: 工学部3号館北381号室
Email: yamamoto@na.cse.nagoya-u.ac.jp
内線: 5380
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